脳みその内臓

まったりうつと治していきたい記事たちです。

サンデー完結★マギ読書感想文

小学館週刊少年サンデー連載『マギ』大高忍著・アニメ化1期2期放送了。アラジン:石原夏織、アリババ:梶裕貴 モルジアナ:戸松遥 シンドバッド:小野大輔など

 

 

こちらの記事に関しては、酔っ払いの戯言です。読む際はその点ご注意願いますm(_ _)m ネタバレかなんかわかんないのあります。

 

必ず書店で買おうと思っていた『マギ』単行本。

引っ越してすぐ。最寄りの書店が気まぐれ開店。しかも新刊をいれてない。新刊は雑誌だけ。しかたのないことなのはとても理解できる。

 

「注文とかは…」

「さあ、ちょっとわたしには分からなくて。すみませんね。」

 

マギはコンビニにも中々なかった。

 

しょうがないから、アマゾンさんに頼る。

が、マギの34巻以降の評価は芳しくない。

 

特に33巻辺りから、打ち切りの圧力かかってる感じがすごく伝わって来ましたので。一個人がやれるだけのことはしました。

 

 

わたしがコミックスを買う作品は

a. 惚れ込んだキャラがいるとき

b. ストーリー自体に惹かれるとき

c. 覇王色の覇気的なヤツを感じるとき

このいずれかです。

 

マギはa. 

とても不純ながら、アニメで紅炎の声を演じたのが中村悠一さんだった。色っぽい、知的な声質。ここでさらに興味を持った(//∇//)

さらに、物語の序盤、他の登場人物からとても悪く言われていた練紅炎。

 

それが、どうだろう。

彼が目指すのは『戦争のない世界』だと言う。しかも、自分は生まれついて王に相応しいわけではないと自己評価し、先王とその息子、白雄・白蓮を心から畏敬しているらしい。ついでに、白龍を羨んでいるとさえ受け取れる言動も。

紅炎というのは、言葉少ない男だと思う。表情も乏しい。というより、怖い。少ない言葉でさえ、ぶっきらぼうで、まるで暴君のよう。

風態もほぼシンドバッドと同じくらいの180cm超えの、いかにも武人という身なり。

 

そんな男が

世界の平和だけを一心に思い

自らは平時の王の器ではないと卑下し

だのに古語や歴史を探求しつくして

惨殺残虐…争いのない世界を作りたいと願って自らと自ら傷つくより痛いくらいの絆を持つ仲間たちを戦場へ送る。

 

方法論はともかく

 

 

激キュンなんですよね笑

 

という、紅炎が見たくて読んでたので

そんなに急ぐことなく読みたい巻だけ機会があるときに。だったので、昨日、全巻読み終わりました!

遅い!

でもいいんだマイブームなんだから (ૢ˃ꌂ˂⁎)Շ^✩⃛

 

 

えー…Amazonやその他評価で

 

・世界のあり方の議論について戦いながら聖宮でする意味がない

・結局、屁理屈の通しあいをしてるだけで、意味がわからない

・字が多くて言ってる意味もわからなくて読む気が失せた

 

その他類似…があるんですけれども

 

 

 

多分

 

登場人物の誰か一人とでも

 

同じ気持ちになったことがある人なら

 

この駆け足な展開もなんとなく共感する

と思うのです。

 

大高忍先生の描き方か悪いとか

 

読者の頭が悪いとか

 

サンデーの担当編集や編集会議が悪いとか

 

全然そういう意味ではなくて。

 

 

自分は、多くの人より若干特殊な経歴を持ちます。もちろん、もっとすごい人もいますので、若干程度。

 

その中でとても共感したのが、マタル・モガメット。そして、その想いの核心を突いたティトス・アレキウス。

付け足しに「自分は誰とも違って本当は一人なんだ」と思っていたアラジン。

 

色々…生きていくうちに

 

「なんで田舎はこんなに民度低いの?差別、偏見、ゴシップ、すごく楽しそう。」

「なんで人口密集地はこんなに欲望が強いの?」

「どうしてこんなに、人を下に見たがるんだろう?他人を下に見る理由を探して生きてるみたいに」

「どうしてみんな、他人を奴隷のように扱いたがるんだろう…?」

 

自分は、要らないのではないか。

 

あと

 

「どうして、『成功者』は成功者になったのか?」

 

ほとんどがマギで描かれていると思ったんです。

 

リアルと違って、魔法使いがいる世界なのに!

金属器・眷属器使いがいる世界なのに!

日本の濁流そのままじゃないか。

 

日本を席巻している自己責任論。

同じく、お上の言うことには従うのが社会人論。

給料もらってる限りは人権なんてボロ雑巾を縫い合わせた傘で、奴隷として振る舞うのが当然論。

 

そんな経験、あなたはありませんか?

コンビニや宅配ピザをはじめ、時給1500円にも満たないアルバイトに、奴隷行為のような要求をしたこと。

 

 

大きな会社やお役所は、ステイタス。

それでいいんですか?

シンドバッドの魔法が無いのに、その妄信的な献身ぶり。

 

「みんなでルフに還ろう!」≒死のう!

 

そうなったら、精神の根本から抗える、そんなアイデンティティを持った人、ごく少数。

 

多分まだ編集します